2021
Oct
19
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令和3年度 宅地建物取引士資格試験 「権利関係(問1~14)」の問題分析〔その4〕(問11~14)
《問11 借地》 ☆難易度 ⇒ 比較的、簡単
肢1は、事業目的の借地は、通常の定期借地でもできるという、よくあるひっかけ問題ですので、ある程度勉強していれば対応できるはずです。
肢2は、ごく基本的な知識で解ける簡単な肢です。
肢3は、建物譲渡特約付き借地権は、期間30年以上で、書面は必要ありませんので、×となります。
肢4は、一時使用の借地権なので、存続期間などの規定は適用されず、〇となります。
《問12 借家》 ☆難易度 ⇒ 普通
肢1は、賃貸人からの解約申し入れが認められる要件という基本的な知識で、簡単に×にできます。
肢2は、賃貸人の地位の移転と敷金関係の引き継ぎの問題で、残額が承継されることはやや細かい知識ですが、知っておきたいところです。
肢3は、原賃貸借の期間満了による終了と転借人への通知の問題で、6ヶ月を覚えていれば簡単です。
肢4は、定期借家の期間満了前の通知がなかった場合の効果が問われていますが、その場合は、単に終わりが後ろにズレるだけですので、更新されるわけではありません。知識としてはやや細かいですが、肢2との2択までには持ち込みたいところです。
《問13 区分所有法》 ☆難易度 ⇒ かなり簡単
肢1はやや難しいですが、肢2と肢3はごく基本的な知識なので、解けなければいけません。
肢4も、マンションが内法計算であって壁芯計算ではないという基本的な知識と、「中心線」という言葉で簡単に×にすることができます。
《問14 不動産登記法》 ☆難易度 ⇒ 比較的、簡単
肢1は、移転登記の抹消なので共同申請です。
肢2は、基本的な知識なので×にできます。
肢3は、共同申請の例外という基本事項を押さえていれば、これ単体でも〇にできます。
肢4は、信託の登記という細かい論点でやや難しいのですが、簡単な肢3があるので、それほど悩まなくて済みます。
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