2020
Dec
02
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令和2年度宅建試験の合格発表がありました!
2020年12月2日に、2020年度(令和2年度)の宅建試験の合格発表がありました。それによれば、合格点は38点以上で、合格率は昨年より0.6ポイント高い17.6%だったとのことです。
なお、宅建業法の担保責任についての特約の制限に関する問42ですが、私のブログで10月に指摘していたとおり、やはり、肢1と肢4の2つとも正解という複数解になっていました。宅建業法が改正されていなくても、元の民法が改正されることによって宅建業法に基づく結論が変わってしまうということで、実務的にも間違えやすいところです(試験委員が間違うのはどうかと思いますが・・・)。
さて、無事、合格された皆様、本当におめでとうございます。
合格点は過去最高の38点で、7割の正答どころか8割近い正答をしないと合格できない非常にハイレベルな試験になってきています。これは、問題が簡単になっているのではなく、受験生のレベルが年々上がっているからだと思います。
宅建試験は、いわゆる「賢い」人でなくても、勉強の仕方や時間のかけ方によっては合格できる試験ではありますが、ここ数年の状況を見ていると、「誰でも」頑張れば合格できるという試験ではなくなってきています。
何はともあれ、本年度受験された受験生の皆様は、本当にお疲れ様でした。
合格された方は、ぜひ資格を有効に活用していただき、残念ながら来年度も受験しないといけない方は、とりあえずはゆっくり休んで、来年に備えて下さい。私の周りにも、今年、昨年の悔しさをバネに、見事、合格された受験生もたくさんおられますよ(^^)