弁護士上田孝治の“ 法律あれこれBLOG ”

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令和2年度 宅地建物取引士資格試験 「権利関係」の問題分析〔その1〕(権利関係全体)

 令和2年(2020)年10月18日、「令和2年度宅地建物取引士資格試験」が実施されました。受験された皆様、まずは本当にお疲れ様でした!
 気になる合格ラインについては、例年以上に各予備校の予測が割れているようで、39点以上であれば大丈夫ということは言えそうですが、38点以下は結果がはっきりするまで分からないというハイレベルな争いになりそうです。今年は、コロナ禍の影響により、受験者数自体が減少していることと、2回に分けて試験をするという特殊事情もあり、合格ラインの予想もしにくいように思います。
 さて、令和2年度の「権利関係」(問1~14)の出題内容全体の特徴は、以下のとおりです。
  ①難しい内容や細かい内容の肢もありましたが、その肢自体が分からなくても正解にはたどり着ける問題も多かったため、権利関係全体の難易度としては、比較的簡単
  ②マイナーな分野からの出題が多く、抵当権の分野からの出題がありませんでした
  ③改正された民法の内容からの出題が、細かい点も含めて多くありました
  ④借地借家の問題(問11、問12)は非常に簡単でした
 以上が、権利関係全体の雑感になりますが、権利関係の問題1つ1つの分析は、「その2」から「その4」で、3回に分けて行います。

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Author : 上田 孝治(Koji UEDA)

‣2003年 弁護士登録
‣神戸さきがけ法律事務所 代表弁護士
‣宅建試験対策講座 講師
‣芦屋市都市計画審議会 委員
‣国民生活センター 客員講師
‣兵庫県サイバー犯罪対策ネットワーク 特別会員

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