弁護士上田孝治の“ 法律あれこれBLOG ”

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令和5(2023)年4月1日以降の法定利率

〔民法における法定利率〕 令和2(2020)年4月1日から、民法404条2項において、法定利率は年3%とされていますが、法定利率は3年ごとに見直すとされています(変動制)。〔法定利率の変動の仕組み〕 法定利率は、3年を1期として期ごとに算出される基準割合に応じて変動します。 基準割合は、各期が始まる年の6年前の1月から前々年の12月まで、5年分の短期貸付の平均利率の平均値で、基準割合は、各期の初日の1年前...
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引き続き家に住みたい配偶者のための配偶者居住権

〔2020年4月からはじまった配偶者居住権の概要〕  被相続人の配偶者が、被相続人の遺産である建物に住んでいた場合、被相続人が亡くなった後も、引き続き、その建物に居住したいというケースがよくあります。 そのための方法として、例えば、配偶者がこの建物の「所有権」を遺産分割などによって取得して住み続けることはもちろんできますが、建物の評価額が高額となってしまうと、配偶者がその他の遺産(預貯金など)をあ...
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令和2(2020)年度 宅建試験「問42」は正解肢が2つあるのか??

 令和2(2020)年度宅建試験の問42(宅建業法の担保責任についての特約の制限に関する規定)は、誤っている肢がどれかという問題ですが、正解肢(=誤っている肢)が2つあるのではないかということで一部で議論になっているようです。具体的には、明らかに誤っている肢4だけでなく、肢1も誤っているのではないかという疑義です。 さて、いきなりですが、私のあくまでも個人的な見解による結論から言えば、肢1も誤っているので...
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令和2年度 宅地建物取引士資格試験 「権利関係」の問題分析〔その1〕(権利関係全体)

 令和2年(2020)年10月18日、「令和2年度宅地建物取引士資格試験」が実施されました。受験された皆様、まずは本当にお疲れ様でした! 気になる合格ラインについては、例年以上に各予備校の予測が割れているようで、39点以上であれば大丈夫ということは言えそうですが、38点以下は結果がはっきりするまで分からないというハイレベルな争いになりそうです。今年は、コロナ禍の影響により、受験者数自体が減少していることと、2...
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Author : 上田 孝治(Koji UEDA)

‣2003年 弁護士登録
‣神戸さきがけ法律事務所 代表弁護士
‣宅建試験対策講座 講師
‣芦屋市都市計画審議会 委員
‣国民生活センター 客員講師
‣兵庫県サイバー犯罪対策ネットワーク 特別会員

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